トイレの手洗い水が出なくなった

トイレの手洗い水が出なくなった

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なんとトイレの手洗い管(手洗いノズル)から水が出なくなってしまった。それでもタンクに水は貯まるのだが、数時間でやっと満水という状態だ。

このままだとどうなる。

水が貯まるのに時間がかかる

3時間で満水として人間の活動時間をおよそ18時間とすると、満水時排水は最高で 7回/日。実用上は 6回/日 以下だろう。

こんなんでは4人家族の排泄に間に合わない。というか、誰かが入ったあと数時間使えないなんてだめでしょう。最悪、小さいほうはお風呂場でそっとやればいいんだけれど、大はどうなる。

人間というのは食うほうの我慢ができたって、出すほうを止めるのは無理なんだということに今さらのごとく気付いた。

インターネットでググッと検索してみると、まずフィルターの掃除をしてみよとでてくるのであった。TOTOのウェブサイトにはタイプ別で掃除方法が示されている。

最初に止水栓を閉めるのを忘れてはならない。時計回りに締めるのだ。

TOTO:アフターサポート タンクのフィルターを掃除します

引き抜いたフィルターユニットからフィルターを外して洗浄する。あとタンクの給水口についてるちっちゃい金網3枚も外して洗った。ミネラル分なのかジャリジャリしたものがちょっととれたが、なにかがひどく詰まっていたような気配はない。

元どおりにしてレバーをまわしてみるとあらっ、手洗い管から水が出た。が、それも最初のうちで、だんだん水量が減っていきついにはまた出なくなってしまった。フィルター掃除の効果はないもよう。

タンクの中

いったいどんなことになっているのか。もう水なんて出てこないもんだから、止水栓を開けたままタンクの蓋を取って観察してみた。

給水口からも手洗い管につなぐパイプからも水は出ていない。が、浮き玉レバーの根本からはシュワシュワと音を立てて少しずつ水が出ている。タンク内の水源はこの漏れ出るような部分だけのようで、これじゃあ時間がかかるのも当然だろう。どうしてこんなことになっているのか。止水栓は全開状態だというのに。

再びネットでググッとしてみると、浮き玉レバーの根本あたりに「ダイヤフラム」なる部品があり、これのゴム部分が劣化するとトラブルの原因になりうるとあった。劣化すると破れて漏れちゃうということなのか。

上記リンクからダイヤフラム交換手順のページまで辿っていけた。図示を参考に取り外してみると、ゴム部分はあるけど破れたりはしておらず見た目にはなんともない。でもちょっと触ってみるとペロンとして弾力が無くすぐにはずれる。経年劣化か、ゴムに触れた指が真っ黒になった。

どんな仕組みか皆目検討もつかないのだが、ユルんでるから漏れる、そういうことなのではないか。しかし、だからどうだというのか。漏れた量はタンクの容量にはとうてい見合わないではないか。なんか難しいことになった。

だったらもう、ここが原因であろう。ここが原因だったら部品交換すればいいから、部品を手に入れることを検討しようじゃないか。そう考えてしまった。

かように非論理的かつ決断を急いでしまう様は、いかに水回りのトラブルが過大な精神的ストレスを与えるかの証左である。しかし今回、この判断の結末はやがて吉となるのであった。

さてこの部品を手に入れるためトイレの型番を調べた。トイレそのものの型番もあるがトイレタンクの型番というのもあって、タンクに向かって右上に貼ってあった。「TOTO SH381BA」。

これをグググっとした結果この部品は「タンク用ダイヤフラム部(右側レバータイプ)」というもので、品番は HH11113、互換品として 品番 TH405S があるらしい。ネット通販では500〜600円くらい。でも明日まで待てない。

TOTO:Webショップ>タンク用ダイヤフラム部(右側レバータイプ)

ダイヤフラム598円

たまに行くホームセンターがいくつかあるのだけれど、電話をしてみたら3件目で互換品の在庫があった。店頭に赴いてみると棚にいくつも「ダイヤフラム」がぶら下がっていた。

さて、先ほどの手順を参考に買ってきた部品に交換してみると、直った。なにごとも無かったかのごとく普通に流れ出るようになった。全く元の通りだ。非常に嬉しい。それといったら、お通じがまともに戻ったときのようだ。

この部品のお値段598円。もし修理業者にお願いしたら6,000円以上かかるようだったので、十分の一の値段だったというわけで。差額にしたって5,000円を超えるのだ。すごい。よかった。

ダイヤフラム式というのは「給水の水圧を利用して流路を開けたり塞いだりする」ものということなのだそうだ。そんなしち難しいところの不具合なんぞとは、専門度の高いトラブルである。ググって運良く辿りつけただけだと思う。

そういえばよくポストに入ってる販促のマグネットシートは水まわり関係のものが圧倒的に多く、あれはメモを留めるのに調度いいので冷蔵庫にペタペタといくつも貼ってあるからよく目につく。目につきすぎてそのうちスルーするようになり、今回も気付かずにいたくらいだ。

この販促マグネットに目がとまっていたなら、このように緊急を要する水まわりのトラブルでは多少の金額ならいいやと思って払ってしまったかもしれない。だが、たまたまダイヤフラム部のトラブルで部品調達できたから、自分でお安く簡単に解決出来たということなのだ。

素人が仕組みもわからず勝手な解釈で部品交換の末に解決するなど、なんてミラクルなのかと我ながら感心してしまった。家族は誰も褒めてはくれなかったが。

実際のところ部品を1個取り替えるだけで工具など必要とせず、調整なども行わなかった。止水栓を回すのにマイナスドライバーを使ったが、そんなのコインでも使ってればいい。

今のトイレはチョロチョロ音がほとんどしない

今回のことで気付いたというか思い出したこと。

以前、古いアパート暮らしの時分に節水目的でトイレのタンクにペットボトルを入れておいたことがあったのだけれど、そいつが中で倒れて引っかかり、水が流れっぱなしになるという事態を引き起こした。また無理にレバーをガチャガチャやったもんだから引っかかってとれなくなり、仕方なくタンクの中を探索することとあいなった。

複雑なリンケージの先に浮き玉があって、テコの原理なんかで栓を開け閉めするらしい。

えらいからくりのシロモンだと目を見張ったが、タンク内の水位が上がって浮き玉がだんだん上がってくるとそれにつれてそろそろと栓を閉じていく仕組みなので、満水になる手前では水のチョロチョロ音がいつまでもしていたものだ。設備が古くなってガタがくると顕著になったかと思う。こういうタイプを単一機械式などと呼ぶらしい。

それに対しダイヤフラムを使うものはタンクの中がもっとスッキリしていて、あまりチョロチョロやらずに満水のところで音がピタっと止まるのだ。今回はじめてこの違いに気づき、これはまったくファッキンジーニアスなシロモンだと再び感心した。

トイレはスッキリが大事だし、チョロチョロでるのもよろしくない。たしかに住環境が静かだったらあのチョロチョロやられるのは気がかりだろう。いつまでも止まらないんじゃないだろうかと不安や恐怖に苛まれてしまうかもしれない。

トイレにも世代交代があって、いつの間にかそのようなことは解消されていたもよう。私が鈍感で気づかなかったうちに。

もうひとつ、タンク内の浮き玉は玉でなくお椀を伏せたようなものである。私はこの形状にもなにか秘密があるのかなと思った。すぐに考えつくのは閉塞した空の玉だと穴が空いたときに水が入って機能しなくなるから、とか。いやどうなんだろう。違う気がしてきた。正解したって誰かが褒めてくれるわけでなしに。



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